asahi.comより
「空白の１日」から２８年目 小林と江川、ＣＭで初対面
江川卓と小林繁。７８年１１月、ドラフト会議前日の「空白の１日」に端を発し、阪神・巨人間の突然のトレードで移籍した２人が、酒造会社の黄桜（京都市）のＣＭで「再会」した。
１１日から放映。日本酒を飲みながら語り合い、大人同士のふれあいを深めて。そんなメッセージを、ほとんど言葉を交わすことがなかったという２人の対面に込めた。
日本酒を酌み交わしながらの撮影は、３時間に及んだという。小林氏が「本音でしゃべった」と言えば、江川氏は「お話しできる場をいただけたことに感謝しています」。酒は、わだかまりをも流してくれたか。
28年前、社会問題にもなった「空白の1日」事件の当事者のCM競演。同じ野球界にいながら28年間も言葉を交わしていなかったことに驚いた。
それは前代未聞のトレードだった。超大物ルーキーとはいえプロでの実績はゼロの江川と、盟主巨人軍のエース小林との交換トレード。記者会見で小林は言った。
「何も言うことはない。プロである以上来年の結果で判断してもらいたい。同情は買いたくない」
翌シーズン阪神のユニフォームに袖を通した小林は巨人戦で8勝無敗の成績を残した。以降小林は阪神のエースとして巨人キラーとなり活躍する。
格好良すぎるぜ。
