- 作者: 麒麟・田村裕
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2007/08/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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麒麟・田村のせつな面白い貧乏生活がついに小説に!
中学生時代の田村少年が、ある日突然住む家を無くし、近所の公園に一人住むようになる超リアルストーリー。ダンボールで飢えを凌ぎ、ハトのエサであるパンくずを拾い集めた幼き日々から、いつも遠くで見守ってくれていた母へ想いが詰まった、笑えて泣ける貧乏自叙伝。
第1回M1グランプリで彗星のごとく登場した漫才コンビ「麒麟」の声のいいほうではなく左っかわの色のくろいほうの人、タムケンじゃないほうの田村君の書き下ろし自叙伝。
高校の担任に死にたいって気持ちを打ち明けたあとに、担任からもらった手紙によって生きる希望を与えられたと感謝の下り。
全てのことは繋がりがあって、思いやりの行動はいつか必ずよい結果を生み出すのだろう。
小学校から高校生までは家庭環境に関係なく同じ制服を着て同じ教室に通って同じ時間を過ごす。ほとんどの人には言えない苦痛のなかを挫折しながらも明るく乗り越えていく潤滑油というか力の源となっている「お笑い」の力はやっぱりすごい。