Yasublog

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[萩本欽一] 人生が楽しくなる気持ちのいい日本語


「言いたいことが伝わらない」「話したあとで、後悔する」…会話に自信がないあなたへ。小学生から総理大臣まで、たくさんの日本人と会話してきた欽ちゃん流・しゃべり方の極意。

北海道帰りの空の上で読みました。日本人のおよそ9割の人は会話が下手だと思っていて、話をうまくつなげられないそう。確かに飲みに行っても会話が弾む人と弾まない人がいるし、人前ではなおさら話せない人がいる。たぶん生まれ持ったセンスによるところもあるけど、話上手になりたいかどうかの意識の差が大きいのかも知れない。営業職になってから特に言葉の持つ力を痛感することが多々あるので、この本の内容には共感するところが多かった。

フリができるだけ静かで、できるだけまっすぐのほうが、オチの角度がつくの。コントや漫才じゃない普通の会話の中にも、フリとオチはあるの。オチの角度をつけるためには、フリは静かにまっすぐと。これしかないの。

会社の中では「正論」が危険なパンチになることがよくあるよね。これは言い方が正しくないってこと。言ってる事が正しくても、言い方が正しくなければ、その日本語は正しくないし、相手を気持ち悪くさせる。

いい言葉に出会って、それがちゃんと響く感度を持った心の持ち主になりたい。読んでそう思ったのだ。