Yasublog

本、土木・橋梁、野球、お笑い、などについて書いてます。

大きな耳、小さな口、優しい目


NHKの土曜ドラマ「フルスイング」が今日から6話完結でスタートしました。

「教える」ことに人生の全てを捧げた一人の男がいました。打撃コーチ高畠導宏さん。七つのプロ球団を渡り歩き、落合、イチロー、小久保、田口を始め、30人以上のタイトルホルダーを育てた名伯楽は、還暦間近で福岡の高校の教師になりました。高畠さんは30年のコーチ人生で培った優れたコーチング力で、悩める思春期の子どもたちと現場の教師たちを大きく変えていきます。自ら、悩み、迷い、葛藤する姿をさらけ出す素敵さ。高みから何かを教えるのではなく、「生きる力」を伝えようとする熱意。「俺だけの先生」「私だけの先生」と子どもたちに思わせる「好きにならずにいられない」教師の姿がそこにありました。 わずか1年でがんに倒れ、志半ばで逝去した新米教師「高さん」と、彼の思いを受け止め、成長していく子どもたちと教師たちの感動の実話をドラマ化します。

ストーリーからして見ずにはいれませんね。熱血教師、学園もののドラマは金八はじめ数多くありますが、この「フルスイング」も実話が基になってるとはいえ名ドラマになる予感がします。昔はNHKはおっさんの見るテレビと思っていたけど、最近はドラマにしろお笑いにしろ面白いものが増えたと思いません?僕がおっさんになったのかNHKが変わってきたのかどっちやろう(笑)

主人公・高林が教育実習で生徒とのコミュニケーションに悩んだときに、プロ野球コーチ時代のノートを見返してそこに書かれていた「大きな耳、小さな口、優しい目」という言葉。たくさんの名選手を育てたくさんの人に慕われた名コーチの哲学がこめられていると思いました。

心を閉ざした生徒に必死に語りかける高林に対して女性教師はこう言います。「あなたは心に鍵を掛けている生徒に対して、無理やり鍵を壊して入ろうとしている」 その言葉に対して高林は「彼は自分でかけた鍵のはずし方を知らないのではないでしょうか。それを教えてあげて外に連れ出したいのです」 この熱〜いお節介感、大好きです(笑) 周囲にプラスの影響を与えることの出来る人は素晴らしいです。

甲子園への遺言―伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯

甲子園への遺言―伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯

この本も読んでみようと思います。