Yasublog

本、土木・橋梁、野球、お笑い、などについて書いてます。

昇格面接


今日は昇格面接の日であった。合格すれば残業代の出るヒラ社員から残業の出ない管理職に昇格する試験、ちょっと前に社会問題となった名誉ある「名ばかり管理職」への登竜門である。お盆前にA4サイズにして2枚の昇格論文なるものを提出していて、本日、総務部長と大阪支店の部長2名の計3名を目の前にしての面接があった。
面接会場に入るなり、総務部長曰く
「さて、5分間でプレゼンテーション、15分間で提出して頂いた論文に対する質疑になります。では、プレゼンをどうぞ」

・・・

は??プレゼン??何しゃべるの??準備してないよぉ・・・

たぶん事前に昇格面接の要領なる掲示がメールで送られてきていたのだろうが、そんなもの読んでいるわけがない・・・まあ、提出した論文を印刷して持っていってたので、あわてて適当に解説を加えながら説明していった。ぶっつけでこんだけしゃべれたらたいしたもんだと自分を褒めつつ、次の課題、昇格論文の質疑に移った。

「これは営業戦略会議に提出するにはいい文章だけど、昇格論文としてはちょっと違いますねぇ」
「Yasuさんは会社が求めている論文、答えて欲しいことにまったく答えていないですね」
「はっきり言って準備不足と言わざるをえないですね」

・・・

ブチぃー。そのときさすがの温厚なYasuの血管のブチ切れる音がした。これでは質疑どころか、論文に対するダメ出しオンパレードだ。

「てめえら、こっちが黙ってりゃいい気になりやがって。オレは営業の立場から顧客の事業環境の厳しさ、その上で会社が売り上げ拡大に向けて成すべきことをちゃんと述べてんだよ。営業もしたことないお前らに何がわかるんじゃ。そもそも営業が汗かいて仕事取ってこなけりゃ、職場の問題云々以前の話じゃ。職場の抱えている問題とかなんぞ、働き蜂の法則と同じで永遠に解決しないんじゃ!問題を抱えつつ、その上でどうしたらいいかオレは述べているんじゃ。それが分からんお前ら全員クビじゃ!!!」

と、大声で叫んでしまった、もちろん心の中で。

「あ、やちゃいました?これだから僕はダメなんですよねぇ。おっしゃる通りです、あはは」

また、大人の階段を1段、登ってしまった。準備は大事です・・・><



※この日記は、ほとんどフィクションです