Yasublog

本、土木・橋梁、野球、お笑い、などについて書いてます。

[長岡弘樹] 陽だまりの偽り


陽だまりの偽り (双葉文庫 な 30-1)

陽だまりの偽り (双葉文庫 な 30-1)

物忘れのひどくなってきた老人が、嫁から預かった金を紛失。だがこのことで、老人は同居している彼女の気持ちに触れる―表題作。市役所管理の駐車場で人が転落死した。事件は役所内の人事に思いもよらぬ影響を与えた―「プレイヤー」。日常に起きた事件をきっかけに浮かびあがる、人間の弱さや温もり、保身や欲望。誰しも身に覚えのある心情を巧みに描きだした5編。2008年度日本推理作家協会賞受賞作家のデビュー作、待望の文庫化。


短編は電車の中で読むにはちょうどよい。この本もそう。感想はと言うと、ミステリーにしてはストーリーが弱いし、家族の再生物語にしては人物描写が弱いような。