Yasublog

本、土木・橋梁、野球、お笑い、などについて書いてます。

東京タワー


新東京タワー、正式名称「東京スカイツリー」。もう大林組が着工していってますが、あのタワー。鉄骨を製作するお客さんから聞いた話によると、鉄骨を上へ組んでいくのではなく、組んでは持ち上げてまた組んでは持ち上げて(ジャッキアップ)いくらしいです。逆ダルマ落としの要領です。600m全てではないでしょうけど、面白い工法ですね。

ダルマ落としといえば、ちょっと前になりますが鹿島建設がビルを下から解体していく「鹿島カットアンドダウン工法」を開発しています。

 鹿島(社長:中村満義)は、中高層ビルを下階から解体する鹿島カットアンドダウン工法(KC&D工法)を開発し、現在、進められている鹿島旧本社ビル2棟(地上20階・高さ75m、地上17階・高さ65m)の解体工事に世界で初めて採用しました。本工法は、いわゆる「だるま落とし」のように、ビルの下階から各階を順次解体するもので、地上レベル付近だけで解体作業を行います。本工法を採用することにより、従来の上階から解体する方法に比べて、騒音や粉塵の飛散の抑制、資源の分別・リサイクル作業の効率性向上、高所作業削減による安全性の向上につなげることが出来ます。
2008/04/22−世界初、高層ビルの画期的な解体工法−http://www.kajima.co.jp/news/press/200804/22a1-j.htm


未知の領域へのチャレンジ、さすがスーパーゼネコンです。
今日日テレで映画「続・三丁目の夕日」を放送するようです。前作のように建設中の東京タワーも映るのかな。3年後に東京スカイツリーが完成しても、東京タワーは根強い人気が残るような気がします。永代橋や餘部鉄橋などと同じように数十年その場に立ち続けた歴史が映し出すその風貌たたずまいは、新しい建物には出せない魅力であるように。