阪神甲子園球場のホームから中堅や両翼までの距離が、公表数値より2〜1メートル短かったことが、波紋を呼んでいる。
「これでは完全な偽装じゃないか。広い甲子園を印象付けて他球団の打者の大降りを誘う意図があったのは間違いないよ。耐震偽装、食の偽装に匹敵する悪質さだ。我々としてはコミッショナーへの提訴も検討している」と憤りを隠さないのは某関東球団関係者。
一方、関西の球団関係者は同情的だ。「そこまで目くじらを立てることかいなぁ。168cmの人が『自分、身長は何センチなんや?』て聞かれて『170cmです』って答えたようなもんやがな。わき腹の肉を寄せて上げてる姉ちゃんのほうがよっぽど悪質やと思わんか?甲子園の広さ1,2mくらい誤差の範囲やと思うで。堪忍したりーな」と、某関東球団を暗に批判した。
道頓堀付近で阪神ファンにインタビューすると、「『カーネルサンダースの呪い』の恐怖で甲子園が縮み上がったんとちゃうか?あっはは!」のような、呪い説も聞かれた。
いずれにせよ、今回の公表が伝統のカードに新たな火種をもたらすのは間違いなさそうである。