Yasublog

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イチロー胸のうち


WBC、“林昌勇論争”がテレビ番組にまで

10回表のイチローの打席について、韓国の監督が「際どいコースを攻めてカウント次第では敬遠でもよいと指示していた」と語って、いろいろ議論になっているようだ。「なぜ敬遠しなかったのか」「林昌勇(イム・チャンヨン)が勝負したのは確信犯じゃないのか?」などなど。グランドで起こったことはすべて監督が責任を負うもの、という日本的感覚からすると、この韓国の監督の発言は理解しにくい。「憎きイチローを打ち取って懲らしめたい」という思いと、「打たれてはまずい」の間で判断が揺れたとしても不思議ではないが、「カウント次第では敬遠でもよい」と言う、中途半端な指示により(韓国にとって)最悪の結果になったとしても責任を選手に押し付けるのはちょっと酷だ。

とにもかくにも、イチローvs林昌勇の8球は歴史に残る名勝負だった。


今日の報道ステーション『独占:イチローWBC胸のうちを明かす』で心に残る言葉があった。

  • 義田貴士:なかなか思うような結果が出なかった状況で、何を自ら感じて、どのような行動を取ろうとした?
  • イチロー:見てくれている人に対しては、自分が何かを示す時というのは、結果を出すことでしか示すことはできない。ただ中にいる人、チームメイトたちに対して何かを示すと時というのは、結果が出てない時に、どうであるべきなのか、どういなくてはいけないのかが、大事になってくる。

まさにサムライ、武士道を見た気がした。