やりたいことを追いかけるっても自分はイチローにはなれないし。でもあちこちにハウツー本があふれかえっている現状はやばいのかも知れない。要領がよく器用な人が評価されて、人より飲み込むのに多少時間がかかる不器用な人は置いてかれる世の中。10の物事を3知っている人は増えるだろうけど、1つを10まで追求できる人は確実に減っていくのだろう。
でもインターネットの出現で「学習の高速道路」が出来たのだから、インターネットをツールとすれば確実に「やりたいこと」の選択肢は増えるはず。今までは10のことを知ることすら出来なかったのだから、知ったその中からひとつ好きなことを見つけて自分の生きる道にしていくことは、今の時代に生きる特権かも知れませんね。
「金儲けのハウツー本がベストセラーになっている。危険な状態だと思うんだよ。自分が好きなことを殺して、そんな本を読む人が、50歳、60歳になって心に何が残る？子どもだって、経験して疑問を抱いたり振り返ったりする時間がない。『何でだろう』って考えていたら、置いてきぼりを食っちゃうんだよ」（アエラ2月号くらい）
