Yasublog

本、土木・橋梁、野球、お笑い、などについて書いてます。

インフラという仕事


11日早朝、静岡で震度6弱の地震があり公共交通機関はいろいろ被害を受けました。

Yasuは福島出張があり8時の新幹線で東京に向かう予定でした。ニュースで始発から東海道新幹線全線ストップしているのを知ったのですが、とりあえず新大阪に向かいました。7時30分頃着いてホームに入っているのぞみ自由席で待とうと思ったらすでに全席満員です。当然ですね。車両の間で立って待ってても「点検終了の見通しがありません」のアナウンスがあり、これはヤバイなぁと。携帯電話で伊丹空港から福島空港のチケットを確認したらまだ残席があったので購入しました。こんなとき携帯は便利ですね。手持ちのJRチケットを払い戻しして伊丹空港に向かいました。
前日の天気予報で台風が近畿を越して関東に北上するってことで気にはなってはいたけど、まさか地震で足を止められるとは。でも突然やってくるのが天災ですから、仕方がないです。今回の地震で静岡県の対応の早さが評価されていました。県の防災ブログでも地震発生1時間後の6:03には第一報がアップされていて、その後も逐一最新情報がアップされ続けていました。日頃の準備の賜物でしょう。何事も初動の速さは大事ですね。

東名高速道路も盛土の崩壊で通行止めとなりました。下り線はすぐに再開しましたが上り線は復旧までに5日間かかりました。前日からの大雨もあり中日本高速に責任を云々はちょっと酷かと思います。それにしても突然の天災にもかかわらず数百人、トラック数百台もの人員物資を投入して復旧工事が始まりました。中にはお盆休暇の予定の人も多かったでしょう。新聞やニュースでは当初12日復旧予定としていたが再三の工法変更で15日までかかったとネガティブな表現が多かったですが、安全と早期再開の狭間で最善を尽くしてのことですからご苦労様との報道があってもいいと思いますね。不眠不休で工事にあたった人が報われませんから。

電気、水道、鉄道、道路などの「社会インフラ」とは空気のような存在で、あって当たり前、ないと困る。ITの発達で便利な世の中になったけど、リアルな実社会を支えているのはインフラであるわけです。それ自体主役ではないけど豊な社会活動を縁の下から支える仕事、それが「インフラという仕事」なのですね。

東名高速道路も15日夜中に通行止めがすべて解除されて全面開通となりました。24時間体制で昼夜問わず復旧工事に従事された方おつかれさまでした。本来ならば休暇先から家族を乗せてその道路を走っていたかも知れないその人も、なんとかお盆の帰省ラッシュに復旧工事を終えることができてホッとしていることでしょう。