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富山大橋(建設中)


富山大橋(富山県):8径間連続箱桁橋:橋長466m。3本主桁のこの橋はまず中央のG2桁を送り出し架設し、そのG2上にさらにG1桁を送り出します。その後横に押出して降下させる「横取り架設」となるようです。主桁が重なっているところは初めて見ました。

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平成21年6月の富山大橋
 

左奥の桁は旧富山大橋です。路面電車も走っています。


 約七十年ぶりとなる神通川の富山大橋の架け替え工事が、着々と進んでいる。橋脚の上に渡す橋げたを岸から押し出す「送り出し」と呼ばれる作業が二十四日終わり、平成二十三年度中の完成に向け、新しい橋の姿が徐々に現れてきた。
 富山市の富山大橋は「旧8」の愛称で呼ばれる都市計画道路呉羽町袋線(県道富山高岡線)の一部。現在の橋は二代目で昭和十一年に造られた。老朽化に加え、片側一車線で交通渋滞が日常化していることから、現在の橋の下流側に片側二車線道路と複線化した路面電車の軌道を備えた新橋を建設している。
 県は平成十八年度に橋脚など下部工事に着手。今年二月から上部工事に当たる橋げたの架設が始まった。約三十メートルの道路幅を支える橋げたは三本で、現在は真ん中の一本を架設中だ。

 全長約四百六十メートルのうち川の流れで重機などが入れない左岸側の約二百九十メートルは「送り出し」と呼ばれる工法を採用。橋げたのブロックを一時間約四メートルのペースで油圧ジャッキで橋脚上に乗るように前に押し出した。残る右岸側の約百七十メートルは普段は水の流れがない河川敷であるため、今後、足場を組んでクレーンで橋げたを架ける。橋げたの架設作業は来春まで。その後、舗装や軌道の敷設などを行う。(2009年04月25日)
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