- 作者: 堀江貴文
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2009/11/26
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 29回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
社会の改革論、ベーシック・インカムから、人間の心の底まで、いまだから語れる「希望」の姿。
- 第1部 「希望」論―人間編(無常;水は低きに流れる;流れていたら滝だってある;他者をめぐって);
- 第2部 「希望」論―未来編(宇宙開発;誰もが当たり前に宇宙に行くとき;電気自動車とエネルギー革命;世界は変えられる);
- 第3部 「希望」論―社会編(司法改革;政治改革;農業改革);
- 第4部 「希望」論―ベーシック・インカム編(ベーシック・インカム導入論)
頭いいなこのひと。ライブドア事件で捕まって拘置所で相当本を読んだそうでさらにパワーアップした感じ。社会編では極論が多くて実現性は疑問符だが、ことの本質はついてそうだ。宇宙開発の話はマニアックすぎて一般人にはほぼ理解不能だった(汗)。政治改革や海賊版対策や農業の世界進出、食料自給率の話なんかはなるほどと勉強になったし、やはり優秀なひとなんだなぁと関心する。天才故の孤高。
そもそも「できうる限りの幸福を目指す」という発想を考えてみます。これはエントロピー増大の法則と一緒ではないかと思います。
法律と官僚組織でがんじがらめになっていては、企業もコンプライアンスに追われて、全然イノベーションが図れません。
世の中には勝ち組と負け組がいる。競争社会なんだからその前提は変わりません。ただ、そこで負け組の人たちが不満を持つ社会というのがダメな社会なのであって、負け組の人たちでも満足できる社会というのが、これから求められている社会だと思います。
だからそのために、競争に負けても生きていられる社会にするという意味で、ベーシック・インカムなんです。