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[東野圭吾] あの頃の誰か


あの頃の誰か (光文社文庫 ひ 6-12)

あの頃の誰か (光文社文庫 ひ 6-12)

メッシー、アッシー、ミツグ君、長方形の箱のような携帯電話、クリスマスイブのホテル争奪戦。あの頃、誰もが、騒がしくも華やかな好景気に踊っていました。時が経ち、歳を取った今こそ振り返ってみませんか。東野圭吾が多彩な技巧を駆使して描く、あなただったかもしれない誰かの物語。名作「秘密」の原型となった「さよなら『お父さん』」ほか全8篇収録。

  • シャレードがいっぱい
  • レイコと玲子
  • 再生魔術の女
  • さよなら『お父さん』
  • 名探偵退場
  • 女も虎も
  • 眠りたい死にたくない
  • 二十年目の約束


僕自身、東野圭吾の短編集は初めてだと思います。ご本人曰く「わけあり物件」が集められた作品だそうですがなかなか読み応えがありました。「さよなら『お父さん』」は代表作「秘密」の原型だと言われているし、「レイコと玲子」の主人公は「白夜行」の雪穂のモデルではなかろうか。気軽に読める短編集です。