Yasublog

本、土木・橋梁、野球、お笑い、などについて書いてます。

東日本大震災


11日午後。大阪支店で仕事中。部長の机をはさんで打ち合わせしていたら、誰かが「揺れてない?」と。確かにいつもより大きいし、長い。ネットで発生源を調べるとなんと東北地方。大阪でこれだけ揺れるのだからすごい地震であることは理解した。東京でも震度5強。これはやばい。東北のお客さんに電話してもまったく不通。携帯のワンセグでニュースを確認したら、千葉でコンビナートが炎上、大津波警報。ネットニュースでは、「宮城県で仙台空港が水没、ビルの3階が浸水」。えっ3階が!?「仙台市で200〜300人の遺体を確認」、「東北全域で停電」。もう頭がくらくらしてきた。

家に帰ってTVから流れてくる映像は想像を絶するものだった。車、家、電柱、漁船、街のすべてを飲み込む津波。悪夢を見ているよう。続く余震、大津波警報に、「日本が沈没する」。そんな恐怖が襲ってくる。津波から逃げ延びた人がその状況を語るのを見て、涙が出た。

宮城県気仙沼土木事務所で働いている友人から無事メールが届いたが「津波すごかった」。福島県郡山市の友人とは未だ連絡が取れてない。

今回の地震のM8.8は阪神大震災M7.3の179倍のエネルギーだそう。この数字を聞いてまた頭がくらくら。土木業界で働いているものとして、自然の恐ろしさに対して無力感に襲われる。耐震基準は、「兵庫県南部地震」相当の文字は「東日本大地震」相当に書き変わるのだろうか。乗り越えた山の先にさらに唖然とする高さの山が現れて、その山に問い掛けられているようだ。

宮城県南三陸町では9000人が行方不明という。町住民の半分の人数だ。

被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。


3/20追記
福島県郡山市の友人とは無事連絡がとれました。地震のマグニチュードは直後に8.9、さらに最終的には9.0に修正引されました。これは阪神大震災の1450倍のエネルギーだそうです。