Yasublog

本、土木・橋梁、野球、お笑い、などについて書いてます。

節電



地震後はじめての関東出張してきた。新幹線を東京駅を降りて京葉線乗り場に向かう中でやはりいつもと違う雰囲気だった。柱の周囲に巻かれた電子看板もオフ、エスカレーターも半分以上停止、動く歩道は完全停止(夕方の帰路では上り方向が動いてた)、駅ホームの電灯も間引き、電車内の照明もオフ。TDL休園中につき当然乗客も少ない。到着駅のエスカレーターも停止しているので階段を使って下りた。電気って普段目に見えないから空気と同じような存在感やけど、都市まるごと節電中でもなんとかなるような気がする。



電力供給が3.11前に戻ったとしても以前のような電気使用量にやはり戻るのだろうか。戻らないような気がする。充分生活できるから。でも贅沢を前提として世の中回っているから、やはり3.11以前に戻さないといけないのだろうか。悩ましい。駅前の定食屋さんもいつもの半分くらいの客数、タクシーの運転手さんに聞いても「工場にくる営業さんはかなり少ないですよ」とのこと。計画停電の対象外のこのあたりでも。近い将来、電気を貯める技術が開発されて節電を気にせずに済む時代がくるのか。いろいろ考えさせられる。


帰りの新幹線から久しぶりに富士山を見た気がする。こちらはいつもどおり、威風堂々のたたずまいを見せていた。