Yasublog

本、土木・橋梁、野球、お笑い、などについて書いてます。

ドラフト制度に逆指名復活を



日ハムにドラフト1位指名された菅野君が、入団を拒否して1年浪人して来年の讀賣入りを目指すことに決めたようです。
ナベツネvs清武の権力闘争のごたごたは、日ハム入りへの追い風と思っていたので、この結論にはびっっくりしました。と同時に菅野君の讀賣愛の深さを感じました。
悩んだ上での結論でしょうから、外野がとやかく言えることもないのですが、今回の菅野君や日ハムのような被害者を生まないためにも、今後のドラフト制度に一提案申し上げます。

事実上の逆指名を許すのか?

野球浪人を宣言したことで、来年のドラフトで讀賣を事実上の逆指名した事実を黙って見過ごしてよいのでしょうか。もう他球団には指名させないという、この作られた空気。なんだか解せませんよね。

そもそも逆指名が廃止されている現在、希望球団に行けると思うことがおかしい。大学4年で「プロ志望届」を提出した選手は、すなわち12球団OKの意思表示をしたとみなされるべきで、特定球団にしか入団しないことはちょっと辻褄が合わない気がします。「讀賣志望届」ではないのだから。

特例の逆指名制度を作る

古くは江川、元木、最近では長野、沢村と、希望球団とドラフト制度に翻弄される選手、球団がありました。また今回の菅野君のように、そもそも野球を始めたきっかけが讀賣でプレーしていた親戚の原おじさんであったような、特定球団への思い入れが特別大きい選手がいることも理解できます。

そこで、今後そのようなケースは、逆指名を許しませんか、という提案です。今回の日ハムのような不幸を生まないためにも、公平性をもった解決策を提案したいと思います。

  1. 当該選手側は、契約金の全額を納税(寄付)する。もしくは契約金ゼロとし、当該球団は経営の厳しい下位球団に契約金相当金額を支払う。
  2. 当該球団側は、翌年から3年間(程度)ドラフト1位指名を辞退する。


今よりもよっぽどすっきりして、ドラフト本来の目的である戦力均衡も担保しつつ、球団もファンも指名される選手も納得感があるように思うのですが。