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重信高架橋


重信高架橋愛媛県):4径間連続ラーメン箱桁橋×1連+5径間連続ラーメン箱桁橋×5連+6径間連続ラーメン箱桁橋×1連+5径間連続箱桁橋×2:橋長 1,901m。河川部と陸上部で橋脚のデザインが違います。国内で初めてプレキャストセグメント工法で建設されたPC橋。角を大きく面取りした橋脚(陸上部)のデザインが特徴的です。住宅地を走るため圧迫感を少しでも緩和させるための配慮なのでしょう。また橋脚の上から1/6あたりにある2つの窓孔も同様の理由でしょうか。鳥の巣になってないか心配ですが。平成8年度田中賞。






最大の謎は掛け違い部の橋脚でした。普通は1基の橋脚ですが、まさかの2枚です。なぜこんな形式になったのか知りたくてググってみたところ答えがありました。こんな考え方があるの、初めて知りました。

本橋では、維持管理の軽減と耐震性能の向上を図るため、可能な限り連続ラーメン形式としている。このため掛け違い部の橋脚(端部橋脚)においても剛結合とした二枚壁方式を採用している。
http://www.jpci.or.jp/JC/v38/380207.pdf

つまり、こういう事。