Yasublog

本、土木・橋梁、野球、お笑い、などについて書いてます。

看板効果


ちきりんさんの「情報は看板に集まるでござる」の記事にたいそううなずいたのでメモ。

僕は「市場調査」に対して否定的なのですが、例えば新ビジネスのため情報収集を目的にいろんな会社を訪問してヒアリングする、って上司からの指示があります。実行してもあまり期待した答えが返ってこないことがほとんどです。なぜか?ちきりんさんの記事に明確に書いています(感覚的には理解していることでも、それを第三者に伝わるように言葉に乗せて説明できるひとは素晴らしいです)。勉強は乞うと教えてもらえますが、ビジネスはそうはいかないですから。「走りながら考える」ことを実行したことがない人にはなかなか伝わらないのですが。

こういうのをビジネスの世界では、「看板効果」と言います。

看板効果とは、「新しいビジネスを始めるとき、十分な知識や実績がない段階でも、まずは看板を掲げるべし。そしたら情報が集まり、これから何をすべきかわかる」というものです。

(中略)

大事なことは、最初に看板を掲げることです。同じ事業に進出しようと準備を進めていた 2社があり、そのうち1社だけが看板を掲げ、他社は「もう少し体制が整ってから看板をあげよう」と考えたとします。

最初の段階では、2社の実績や持っている情報、技術、ネットワークなどに差がなくても、半年後から一年後、最初に看板を掲げた会社は、もう一社より圧倒的に多くの情報とネットワークとノウハウを持つに至ります。

理由は「早めに看板を掲げたから」に他なりません。

(中略)

おもしろいのは、有益な情報は看板に集まるのであって、情報を直接的に求める人のところに集まるわけではない、ということです。

たとえば「プログラマーになるにはどうすればいいでしょうか?」みたいな質問をする人のところではなく、「プログラマーになると決めた!」という看板を掲げた人の方に、より有益な情報が集まるんです。


ブログも同じです。「○○について教えてください」と毎日書いてたって、誰も何も教えてくれません。

でも、「あたしはもうゲームについてしか書かない!」と言い出すと、いろんな人が情報提供をしてくれます。


「情報は看板に集まる」と言われるゆえんです。