Yasublog

本、土木・橋梁、野球、お笑い、などについて書いてます。

年末年始に読んだ本


言葉を相手に「伝える」ことと、言葉で相手の心を「動かす」ことは違う。コピーの名作を例にあげながら、売り手目線の「売り言葉」と、買い手目線の「買い言葉」という独自の整理で、人の心をとらえて、行動へと結びつける言葉について解説する。コピーライターならではの視点から日本語のダイナミズムを解き明かすとともに、広告の発想に迫る一冊。

そもそもタイトルが秀逸。これからも「言葉」を大切に生きて生きたい。エライ人にほど読んで欲しい作品です。


堀江貴文はなぜ、逮捕され、すべてを失っても、希望を捨てないのか?ふたたび「ゼロ」となって、なにかを演じる必要もなくなった堀江氏がはじめて素直に、ありのままの心で語る、「働くこと」の意味と、そこから生まれる「希望」について。

東大中退、27歳で会社上場、球団買収挑戦、フジテレビ買収騒動、逮捕収監、ゼロからの再出発。絶頂期は社会に対して斜に構えていたように見えたが、一連の事件を経験した今は読者に正面向いて語っているように感じました。まさにホリエモンにしか書けない本であり働く若者への心を動かすメッセージが詰まった良書。


幻想郵便局 (講談社文庫)

幻想郵便局 (講談社文庫)

就職浪人中のアズサは「なりたいものになればいい」と親から言われてきたけれど、「なりたいもの」がわからない。特技欄に“探し物”と書いて提出していた履歴書のおかげでアルバイトが決定。職場は山の上の不思議な郵便局。そこで次々と不思議な人々に出会う。生きることの意味をユーモラスに教えてくれる癒し小説。

宮崎アニメに出てきそうなシーンがいろいろあってほんわか。自分の功徳通帳はプラスかマイナスが残高が気になります(笑)


黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)

黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)

銀行本店の地下深く眠る6トンの金塊を奪取せよ。大阪の街でしたたかに生きる6人の男たちが企んだ、大胆不敵な金塊強奪計画。ハイテクを駆使した鉄壁の防御システムは、果して突破可能か?変電所が炎に包まれ、制御室は爆破され、世紀の奪取作戦の火蓋が切って落とされた。圧倒的な迫力と正確無比なディテイルで絶賛を浴びた著者のデビュー作。日本推理サスペンス大賞受賞。

6人の男が5トンもの金塊を大阪の銀行から盗もうと企むハードボイルド系小説。暴走族やヤクザなどアウトローな組織や人間が登場する時代を感じる作品。爆発物やら建物のエレベーターやら描写がめっぽう細かくてゲンナリしたです。映画の台本を読んでる気分。映画の台本読んだことはないけど。そうだ、映画版を借りて観てみよう。


専門記者200人が選ぶ 明日を拓く55の技術

専門記者200人が選ぶ 明日を拓く55の技術

「こんなことができるのですか」技術系メディアの専門記者200人が選んだ、55の「すごい技術」を分かりやすく解説。貼り直せる湿布薬、コンピュータ将棋など身近な技術から超高層ビル解体、“切らない手術"、人工クモ糸、ロケットまで電子・機械・医療・建設・ICTの有望技術を展望。

医療分野は難解でした。人の仕事を奪うテクノロジーは見方を変えれば淋しいところもあるけど。人の命を守り救うテクノロジーはひときわ応援したいですね。


読みかけ含む積読本はこれだけあります(笑)。完読には半年はかかりそう(笑)。