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[東野圭吾] ある閉ざされた雪の山荘で


ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)

ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)

早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した若き男女七名。これから舞台稽古が始まるのだ。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇である。だが一人また一人、現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの中に疑惑が生じる。果してこれは本当に芝居なのか、と。一度限りの大技、読者を直撃。

巧妙に仕組まれた完全犯罪?それともあくまで芝居の稽古なのか?いわゆる密室推理物の基本形なのでしょうが、巧みな人間描写で最後までドキドキの展開。結末は予想の範囲内ではあったけど楽しく読めました。