Yasublog

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高校野球の予選に現れたマモノ


夏の甲子園が土曜日に開幕します。日本に「高校野球」があっていいなと思う季節がやってきました。その甲子園を賭けた地方予選の決勝戦で100年に1度あるかないかの大事件が起こったのです。

1イニングで9点取る確率とそれが甲子園出場がかかった決勝戦の最終回に起きる確率を重ねたら天文学的ですよ。個人的には逆転負けしたほうの高校に思いを寄せてしまいます。
当然9回裏の守備に着いたときにこの結末を予想した人は誰もいないでしょう。「油断」とか「最後まで何が起こるかわからない」とかいろいろな言い方をされますが、いったん傾いた流れはそのまま増幅して誰も止められない大きさまで膨らみ気づいたら試合が終わってた、みたいな感じではないでしょうか。油断なんて誰ひとりしていなかったと思います。つかんだはずの甲子園の切符が指の隙間からこぼれ落ちた小松大谷の監督・選手のトラウマを想像するとこちらまで胸が痛いです。
小松大谷の選手が失ったものの大きさは計れませんが、またいずれ形を変えて得たものも小さくなかったと思える日が来るといいなと、心から思いました。

 石川県大会では、星稜が9回に8点差をひっくり返し、9―8で小松大谷に逆転サヨナラ勝ちし、2年連続17度目の優勝を果たした。

 5回にようやく初安打が出るなど沈黙と続けていた星稜打線だが、0―8で迎えた9回表、プロ注目の星稜のエース・岩下が三者連続三振を取り流れを変えた。

 その裏、疲れの見えた小松大谷のエース・山下を攻め、今村、村上のタイムリーで2点を返したところで小松大谷は投手交代。だが、攻撃の手を緩めず岩下の場外弾などで8―8とし、最後は2死一、三塁で佐竹が左越えへサヨナラタイムリーを放って試合を決めた。[ 2014年7月27日 15:50 ]

星稜 奇跡の大逆転!9回裏に8点差ひっくり返し2年連続甲子園出場!