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新井さん、広島へ帰る!


人生には3つの坂がある。上り坂、下り坂、それと「まさか」

新井が阪神タイガース自由契約になって古巣広島カープへ帰っていきました。FA宣言で出たチームに戻るってどういうことや。
それはともかく阪神での7年間おつかれさまでした。優勝するために阪神に来たのに一度も優勝できなくてなんかすみません。真面目すぎるところ、不器用すぎるところ、アニキにイジられるとこと、ゲッツーが多かったところ、ヤジが多かったひと。護摩行のひと。そんな新井さんが広島カープを飛び出すとき泣きながらの会見は印象的でした。その新井さんが阪神を出ていくことになって、どこいくかな?楽天かな?ヤクルトかな?いや日ハムかな?と考えを巡らしていたものですが、まさか広島とはまったくノーマークでした。サプライズでした。新井クラスの選手が「育ててもらったところで終わりたい」とか、ありなんや~と。広島のオーナーも人がいいのか、情けなのか、手を差し伸べたら、普通は「お気持ちだけ頂戴しときます。他探しますので」と動くと思うんやけど。プライドないんかい、競争なら阪神でもできるし、環境を変えたかっただけかい。広島ファンの気持ちはどーなんでしょう。

うらおもてがなくて、真面目で、純粋で、悪気なんかまったくなくて、新井さん、まじいい人なんでしょうね。天然なんでしょうね。だから今回の判断も、周囲からどう思われるかとか考えなくて、広島のオーナーの言葉に真面目に考え抜いて決断したんでしょうね。一番考えた人がエライんです。尊重せざるをえないんです。ね。

阪神ファンの僕としては「ずっと広島が恋しかったんかい!」と突っ込まざるをえないです。「厳しい環境に身を置くために広島を出ましたが、甲子園のヤジは予想以上に厳しかったです、広島帰ります」って。阪神を出たはいいが他球団からのオファーがまったくなくて、その苦境を伝えきいた広島のオーナーが戻ってきたらええじゃけ、と人情を見せたのかもしれませんね。広島の懐の広さは評価あげたのは間違いないです。


新井さん、広島に戻ったとたんに優勝して、出る必要なかったやん、的な壮大なるオチを期待してます(笑)。あと、そろそろ護摩行やめませんか?

  • 「たぶん、おまえ以上に、このことを真剣に考えた奴なんて、世の中にいないんだ」(重力ピエロ)
  • 「かわりに、おまえもいつか、誰かを許してあげなさい」(終末のフール)
  • 「外から見てる人はいろんなこと言えるけどね、考えて決めた人が一番、偉いんだから」(終末のフール)
人生で大切なことは伊坂幸太郎作品が教えてくれる - Yasublog