Yasublog

本、土木・橋梁、野球、お笑い、などについて書いてます。

最近読んだ本

最近読んだ本、といっても1年ぶんくらいありますが・・・。


途中かなり気が滅入りそうなくらい暗い物語があったりでしたが読了してみると作家さんならではの文章がなんとなく好きかもと感じたり。著者の作品は初めて手に取ったけど、また他の作品も読んでみたいな。


このシリーズ面白いな、かなりパワーアップして帰ってきた感じ。最後に火尻にに亀喰わせるとは笑った笑った。それに証拠の録音とか…。最後に怒涛の伏線回収劇も爽快でした。途中から響野がサバンナの八木もしくはオードリーの春日と被ったのは私だけ(笑)?


終末のフール (集英社文庫)

終末のフール (集英社文庫)

こちらは再読。「死に物狂いで生きるのは権利でなくて義務だ」「かわりに誰かを許してあげなさい」伊坂作品のなかでも印象深いセリフが多い小説で数年ぶりに再読してみた。人生ギブアンドテイクではなくてパスを受けたら違う人に送り返す、は思想家の言葉。共通するものがある。


問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門

問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門

目的と手段をきちんと分けて物事に取り組むことの大切さ。FASTダイヤグラムを勉強してみよう。


99%の誘拐 (講談社文庫)

99%の誘拐 (講談社文庫)

誘拐トリック小説としてもすごいし父親の無念を息子が晴らす復讐劇としてもみてもかなり面白い内容だと思う。電子機器を使ったトリックはうまく行き過ぎとの評価もあるようだがそれはそれとして。最後にもうひとつどんでん返しがあってもと思ったりするが、復讐劇としての終わり方はこれでもいいのかも。


生存者ゼロ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

生存者ゼロ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

このミス大賞受賞とあったけど思ってた感じと違った。パンデミックホラー。北海道の実際存在する地名が使われててリアル感がすごいなと。政府のダメさ加減が酷すぎてそこはリアルに欠けた。ダメすぎるやろと。


火星に住むつもりかい?

火星に住むつもりかい?

国家権力、監視、冤罪、キーワードはゴールデンスランバーまま。最終シーンも瓜二つ。名もない市井の人が主人公となる物語は伊坂幸太郎の真骨頂ですね。


13階段 (文春文庫)

13階段 (文春文庫)

最後の解説読んでジェノサイドの作者だと気付く。死刑という娯楽としてはあまり良質とは思えない主題を360度から俯瞰させる圧倒的な構成で読み手に問いかける。東野圭吾さまよう刃以来の衝撃(犯罪被害者の復讐心と法の正義)と伊坂幸太郎ゴールデンスランバーのエンタメ性(抗うことの出来ない巨大で見えない敵)を読みながら思い出したり。素晴らしいの一言!


株価暴落 (文春文庫)

株価暴落 (文春文庫)

板東調査役はその後の半沢直樹のモデルかなぁ。池井戸さんは銀行勤めの時に感じていた理不尽なことや上司に対して小説の主人公に語らせているのではないだろうか。


ザ・ゴール コミック版

ザ・ゴール コミック版

部分最適vs全体最適。世の中の会社のほとんどは部分最適で動いている。なぜなら細分化された組織で動いているから。評価制度も合わせて考えないといけない。


赤ヘル1975

赤ヘル1975

久々の重松さんの作品。購入してから半年くらい積読状態でした。泣かせます。


マスカレード・イブ (集英社文庫)

マスカレード・イブ (集英社文庫)



アイネクライネナハトムジーク

アイネクライネナハトムジーク

伊坂ワールド最高!課長の適当感がいい。ゴールデンスランバーに出てきたロック兄さん岩崎の生まれ変わりじゃね?(笑)最終章でリング上での再会シーンは泣けた。立体交差するジャンクションのように狭い空間を重層的に使って物語に深みを与える手法は伊坂さんの真骨頂や。もう一度読むと良さが倍増しそうな青春小説。