Yasublog

本、土木・橋梁、野球、お笑い、などについて書いてます。

ビスカヤ橋


1/31 NHK 探検ロマン世界遺産「ある日 大きな橋で〜スペイン・ビスカヤ橋〜」

スペイン北部バスク地方の中心都市ビルバオ。ここに世界でも珍しい一本の橋がある。人は橋を渡るのではなく、高さ45メートルの橋げたからワイヤロープでつられたゴンドラに乗って移動する。この「運搬橋」とよばれる形式を世界で初めて実現したのが、ビスカヤ橋だった。産業革命期の技術を示すモダンな鉄製建築として注目され、以来、生活の足として活躍する。この橋を、地元の人々はみな深く愛し、大切に使い続けている。



橋にもいろいろあるんですね。人や荷物、電車や車を渡すのが橋ですが、この運搬橋というのは橋桁からゴンドラを吊るしてレールで移動させるものです。初めて知りました。
両岸にそびえ立つタワー見た目はトレッスル形式の餘部鉄橋を連想しました。日本に運搬橋は存在するのかな。海外では20橋ほど建設されたようですが現在も運用されているのは数少ないのですね。しかし100年以上も前に(日本では明治25年)こんなものが建設されたとは驚きです。



ビスカヤ橋(スペイン):運搬橋、長さ164m、高さ50m、完成1893年。渡るのは有料で40円ほど。車は6台、人を50人ほど載せることができる。24時間営業。2006年7月13日に、ユネスコの世界遺産に登録された。(番組とwikipediaより)


日本の世界遺産といえば原爆ドーム白川郷の合掌造りや姫路城などの建築物が有名ですが、橋梁はないようです。戦後、アメリカやヨーロッパを見本として日本の橋梁建設技術が発展してきた歴史からするとしかたない気もしますが。