「前田智徳は、
誤解
されている」
2005年春の球団広告ポスターです。天才といわれるが実は努力の人ってことや、人を寄せ付けない孤高の人ではなく実はチーム思いで明るい人なんだってことを伝えたキャンペーンだったと思います。
この選手を語るとき、怪我を抜きにはできません。両足のアキレス腱手術してからは壮絶でした。
「金で買えるなら、足を買いたい」(サンスポ)
結果よりも内容を求め続けた人ですから、復帰後思うように動けない日々は苦悩の連続だったことでしょう。
あのイチローや落合博満が打者として尊敬する選手に前田を挙げています。
「シンプルで無駄がない打撃フォーム。シンプルに考える事ができるというのは、その道を極めた人だけができること」(ニッカン)
そういう落合を尊敬した清原も「落合さんは打席に入るまでまったく無駄な動きがない」といいました。シンプルに考える、これが一番難しいのかも知れません。不振に陥れば陥るほど難しく考えて抜け出せなくなったりしますから。
付け足すのではなく、無駄を省く。
究極は省くものがなくなった状態。
熊本工高校からドラフト4位で入団しましたが、指名したスカウトも感無量でしょうね。
バットのグリップエンドには「武士魂」の文字、
そんな前田智徳選手が2000本安打を達成しました。おめでとうございます!
さあ、次は金本だ。2000本まであと37本。