Yasublog

本、土木・橋梁、野球、お笑い、などについて書いてます。

ええやんけ


テレ東「カンブリア宮殿」6/30の録画を見ました。お好み焼き「千房」社長中井政嗣さんが出演。いい話でしたのでメモしておきます。

逆三角形の底を支えるのがリーダー(社長)

普通はピラミッド型の頂点に社長以下、部長、課長と下っていくと思いますが、「千房」の考える組織図はその逆。ピラミッド型は仕事のできない上層部を下っ端が底辺で支えている絵面をイメージしますが、逆三角形は下っ端が力を発揮できる環境、頑張れる環境作りを幹部が下から支えているイメージです。後者のほうがやっぱりいいですね。

中井流「心をつかむ話術」
(1)細かい数字にこだわる(具体的な数字が説得力を生む) (2)決めゼリフが勝負(ここぞというポイントはしっかりためて聞かせる) (3)小学生でも分かる“例え”

三つ目の“例え”はこう。大阪ガスでの講演の場面。「花には蝶々が集まってくる。ウンコにはハエが寄ってくる。ある会社の幹部が『うちはバカな部下しか集まらない』とこぼすのは、自らがウンコですと言ってるようなもの」分かり易いですね。(笑)

“ひらがな”でじゃべりたい。横文字が氾濫している今こそ小学生でも分かるような話し方が大事。相手に対して自分がどんな想いでどんな気持ちでしゃべるかが重要。“すがる”眼差しを向ける。

部下を育てる「ええやんけ」作戦
(1)上司は手本を見せる (2)小さな目標を持たせる (3)些細な事でも褒める(相手をしっかり見つめる、うなずく、微笑む)

平等が大事と言われているが、千房では差別している、つまり“えこひいき”している。できない奴ほどに“えこひいき”している。できない奴が10回逃げ出してもクビにしない。できる奴は3回逃げたら即クビだ。もともとのスタートラインが違うから当然。外食産業は“共育”産業だ。


効率だの、レバレッジだの、テクニック本がよく売れているようですが、もっと基本的なコミュニケーションがやっぱり根本なんだということを、経営者であり教育者でもある千房社長の言葉は教えています。