Yasublog

本、土木・橋梁、野球、お笑い、などについて書いてます。

餃子の王将のイイ話


1/26 カンブリア宮殿「現場に、炎を起こせ!〜不況に克つ繁盛術〜」

世界同時不況のあおりを受け、2009年は外食産業の不振が鮮明になっている。その中で、常に行列のできる外食チェーンがある。「餃子の王将」。中華料理チェーンの最大手だ。この「餃子の王将」を運営するのが、大東が率いる王将フードサービスだ。09年3月期の売上高は528億円、経常利益は54億3900万円と、いずれも過去最高を見込む。(中略)
番組では、外食チェーンの常識を覆す、大東流「不況に克つ、繁盛店の作り方」を村上龍が徹底解剖する。
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20090126.html


王将は僕もよく行きます。草野球の試合後などもよく利用しました。安いし早いし旨いし(笑)。なんかあの厨房の活気がいい感じで伝わってくるんですよね〜。
この回では店独自のメニューや店舗作りなどで売り上げを伸ばしているお店が紹介されていたのですが、僕が印象にのこったのが、京都のとあるお店のこの看板。


「めし代のない人、お腹いっぱいただで食べさせてあげます。但し食後30分間皿洗いをしていただきます。(18歳以上の学生さんに限ります)」
なんかウルっときました。(どんだけ涙腺弱いんだ^^;)
世知辛い世の中でこんな話はホっとしますね。


例えば1000円分食べさせたとして30分の皿洗いじゃ店側が割が合わないと思うんですが、店長からすると働かしてチャラとかの考えはないのでしょう。「食い逃げされてもバイトは雇うな」を思い出しました。
店長の意図は、「無銭飲食でいいと。その代わり逃げるくらいなら最初から金がないといいなさいね。でも他のお客さんの手前があるからちょっとだけ働いたことにしてくれるかな」この感覚じゃないかと勝手に想像してしまいました。



無銭飲食では逃げた人は罪の意識、店側も食い逃げを許した脱力感しか残らないけど、学生とお店合意の上なら、双方そんな思いをする必要がないし。お金の無い学生が社会に出て働き出したらまたお店にも来てくれるだろうしね。



善悪二言論って言い方があるけど、無銭飲食する奴は理由はどうであれ許さないという考え方と、いろんな事情があって困っている学生なんだなと考えるかの違い、つまり許容力の違いだと思うのです。
困窮したときに受けた恩ってのは社会に出てから、あの時助けてもらったから今度は恩返しする番と考えるだろうし、やさしさに触れた人はやっぱりやさしい人になると思うのです。(悲しいかな身近な人の恩には、気づきかなかったりするのですが)



唯一、「ただし相撲部の方はお断り・・・」の文字がないのが気になりますが・・・(笑)