阪神の今岡誠内野手（３５）が１０日、兵庫県西宮市内の球団事務所で会見を行い、退団を発表した。「このままではユニホームは脱げない」と現役続行に強い意欲を見せ、トライアウト挑戦を含め、国内で移籍先を探すことになった。
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ともかく阪神の2回の優勝の最大の立役者である阪神タイガースの今岡選手としては本当におつかれさまでした。そしてありがとう。ヒットにするのも難しいようなボール球をホームランにしてしまう天才的な打撃は解説者泣かせでしたね。
8月に引退勧告があったようですが固辞したようですね。ここ最近4年間は働いていない今岡に球団は10億払ってる訳ですから、仕方ないです。
まさに天才肌の今岡選手の場合、晩年の引き際は難しいのかも知れません。練習量で登り詰めた選手と違って天性で打ってた選手が一度狂うと元に戻るのが難しいのですね。
人望で周囲を惹き付けるタイプでもなさそうですし。来季打撃コーチの声もある解説者の片岡さんは、ケガなどで力の衰えた晩年も若手に混じって早出特打ちしたりと模範となる選手でした。引退試合の日もいつもと変わらず早朝から練習したらしいですね。背中で手本を見せれる選手、ノムさんの言葉で言えば「無形の力」を周囲に与えられる選手は球団としても「無形の財産」ですが。天才肌の今岡選手の場合、結果を残せないとさらに厳しかったのかも知れません。
今年2軍戦もほとんど出場していない選手を獲る球団がありますかね。岡田オリックスはどうかな。「環境を変える」ことで花開くのは伸び代のある若手・中堅であって、30半ばを過ぎて体力も下降線をたどる今岡選手が環境を変えて、もう一花咲かせるのかどうか。いい意味で期待を裏切って欲しいです。
