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[スペンサー・ジョンソン] 頂きはどこにある?


頂きはどこにある?

頂きはどこにある?

谷間に住む不幸な若者。彼は、まだ見ぬ世界をもとめて必死で山の頂きへと登り、そこで不思議な老人に出会う。老人が教えてくれたのは、「山と谷の対処法」―仕事と人生における良い時期と悪い時期を思いどおりに操るスキルだった!世界的超ベストセラー『チーズはどこへ消えた?』のスペンサー・ジョンソンが贈る、新たな人生の指針。


人生の浮き沈みを山と谷に例えてその対処の仕方を老人と若者の物語として書かれたスピリチュアルな本。ひとはどん底にいる時、世界がひっくり返るようなことでもないと今の逆境から好転しないと思えないが、実は逆境と順境は山と谷のように地続きで繋がっているのだと。谷にいる時こと山に出くわすために準備をしっかりしなさいと教えられる。逆に絶頂期は山の頂きにいる状態なので次は谷に向かうだけである。谷へ落っこちないように、頂きに少しでも長く留まるためにしっかり準備をすることが必要なのだ。谷にいる時は登るべき山を見上げて準備し、山にいる時は眼下に見える谷に落ちないように準備する。この繰り返しだ。

山と谷はつながっている。今日の順境で過ちを犯せば明日の逆境をつくり出す。そして今日の逆境で賢明なことを行えば明日の順境をつくり出す。

山とは自分が持っているもにに感謝するとき。谷とは失ったものを求めるとき。

谷から出る道が現れるのは物事に対する見方を変えたときである。

順境に感謝し賢明に対処すれば逆境はほとんど経験しなくてすむ。

谷の苦しみはそれまで無視してきた真実に気づかせてくれる。