「長い目で見ると、自分の得意な形で戦うことが一番リスクが高い。意識的にリスクの高い選択肢を選ぶ位の方が、バランスがとれる」
将棋の羽生善治名人の言葉だそうです。
さすが将棋界で初めて7タイトル独占した勝負師の言葉だけあって深いですね。得意な形で勝ち続けることは結果的にバランスの悪い棋士になってしまう。バランスが悪い棋士というのは勝ちもすれば簡単に負けもする。自分に不利な局面で逆転して勝てる人はリスクをとってきた人になせることなのですね。得意を伸ばす教育はアマチュアの世界であり、プロの世界で勝ち続けるには得意を増やすことが重要なのかも知れません。グーグルの20%ルールがよい例ですよね。
いま得意分野の市場が急激に縮小しているときに、どんなリスクをとって戦うべきか。少なくともリスクをとらない選択肢はないでしょう。