Yasublog

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円山川橋りょう架け替え



4月6日に行われた北近畿タンゴ鉄道(KTR)の円山川橋りょうの架け替え工事の見学ツアーに参加してきました。
旧橋りょうは昭和4年に完成したトラスとプレートガーダーを組み合わせた橋りょうでしたが、老朽化により新しいトラス橋に架け替えられる工事です。
工事の見所は全長310m(重量700トン)の新橋りょうを旧橋の横に架設したあと一気にスライドさせる『横取り工法』です。

新橋りょうを油圧ジャッキ8台使って上流から下流側に7.5mの距離を約2時間かけてスライドさせます。この規模の横取り工法は日本でも過去に例がないそうです。

架け替えに許された時間はたったの3日間。失敗は許されない中、無事架け替え工事は完了しました。現在は新橋りょうを列車が走っていますね。
















現場に着いたときはすでに横取りは完了していたので生で見れなかったのですが、近畿地方整備局豊岡国道事務所のホームページに架け替えの映像がアップされています。とても迫力のある動画になっていますよ。


実はこの日は会社の花見の予定だったのですが、どうしてもこの見学会に参加したかったので欠席しました。毎年参加していたので残念でした。もっぱら会社ではYasuは甲子園に行くために会社休んだとの話だったそうですが、違ったんですね。ごめんなさい(笑)。


同じく架け替えが進められているのが、余部橋りょう。歴史的なトレッスル橋の旧橋を新しいPC橋(エクストラドーズド橋)に架け替えられます。こちらはさらに大規模な工事で、橋脚ごと横移動・回転させるらしいです。

山陰本線鎧・餘部間余部新橋りょうへの架替について