Yasublog

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悲しいできごと



シートノック中に倒れて意識不明になってから5日。奇跡は起こらず。言うに及ばす若すぎる旅立ちです。。。

 巨人の原監督は7日、くも膜下出血で倒れ37歳という若さで亡くなった木村拓也1軍内野守備走塁コーチの訃報を受け、「立派なコーチになると思っていた。ご冥福をお祈りすると言うことしか出来ない。チームとして悲しみをバネに、さらに強く前に進んで行きたい」と涙ながらに語った。
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生前の木村拓也コーチがプロ野球新人研修会で講演した話が讀売ジャイアンツのHPに載っています。結果的に遺訓となってしまいましたが、野球選手に限らず壁にぶちあたったときにどう乗り越えるか体験談として語られています。とてもいい話なので全文読んでほしいと思います。

NPB新人研修 木村拓コーチ講義内容 2010.03.04

一部抜粋します。

 今、みんなは希望にあふれて「レギュラーを獲って生き残ってやる」と思っているだろうが、必ず壁にぶつかる。そんな時、少し言葉で考えると、僕みたいに生き残れる。ざ折してあきらめるのか、そうでないのか、自分で考えないといけない。

 自分は「こういう選手になろう」と思ってここまで来た選手じゃない。こうやるしか思いつかなかった。それが「ユーティリティープレーヤー」、「何でも屋」で、それでもこの世界で食っていける。「レギュラーになる、エースになる」だけではない。巨人の藤田宗一投手は、中継ぎ登板だけで自分と同じ歳までやっている。それで飯が食える、それがプロ野球。「俺が一番うまい」と思って入団して、一番得意だった事がうまくいかない。それもプロ野球。その時にあきらめるのではなく、自分の話を思い出してほしい。投げ出す前に、自分自身を知って可能性を探るのも必要ではないか。


昨日半旗が掲げられた甲子園に阪神vs巨人戦を見に行きました。チケット入手したときは、まさか追悼試合になるとは夢にも思っていなかったけれど。巨人の選手と元広島の金本・新井両選手が左袖に喪章をつけてプレーをしていました。


昨年10月10日、広島球場の広島vs巨人戦。引退試合の緒方選手が守るセンターにフライを打つシーンが印象的です。ちょうど1分14秒のあたりの笑顔が野球少年そのものです。


試合の続きは天国で・・・。ご冥福をお祈りします。