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[見城徹, 藤田晋] 憂鬱でなければ、仕事じゃない

憂鬱でなければ、仕事じゃない

憂鬱でなければ、仕事じゃない

小さなことにくよくよしないで、大きな仕事ができるわけがない。「極端」こそわが命。憂鬱なことが三つ以上ないと不安になる見城徹と、たぎる情熱をクールなオブラートに包んで激しくスウイングする藤田晋―。ふたつの魂が交錯した瞬間、とてつもないビジネスマンの聖書が誕生した!何が大切で、何が無駄か?あなたの臓腑をえぐる35の言葉。


大手出版社を辞めて幻冬舎を作った見城氏が仕事人生の持論を語り、インターネット企業経営者藤田氏がその見城氏の持論を受けてコメントするリレー形式のビジネス書。成功者の自慢話にも聞こえるが、両氏(主に見城氏)の成功哲学は熱過ぎて普通の人には「子どもは真似をしないで下さい」みないな注意書きが必要かも(笑)。

魅力ある人間においては、必ず、自己顕示と自己嫌悪が、双子のようにつながっている。その二つを揺れ動くからこそ、人としての幅が生まれ、それが他人から見ると、魅力に映る。目に見えなくても、心が運動すること、そこに風が起こり熱が発生する。それがその人のオーラなのだ。P28

苦境こそ覚悟を決める一番のチャンス P64

ふもとの太った豚になるな、頂上で凍え死ぬ豹になれ P82

「迷ったときは、やめておく」という人がいるが、僕はそれとは正反対だ。「迷ったときは、前に出ろ」これが僕の信条だ。迷ったときこそ、大きなチャンスだ。迷わないものは結果が小さい。P90

天使のようにしたたかに、悪魔のように繊細に P140

良薬になるな。劇薬になれ P146

常識というのは、その業界のリーディングカンパニーが作ったものだ。それを崩す一番シンプルな方法は、外から風穴を開けることである。崩される側は、守勢になり、やがて悲鳴を上げ始める。つまり、顰蹙とは、くずおれる者の、悲鳴にほかならない。P169

本当に無謀をする奴は、馬鹿である。無謀は演出するものだ。うまくゆくと、鮮やかさに反転する。それが僕の狙いだった。P186

小さな出版社でやってきた人のほうが、人の地力があることがことが多い。彼らは、格闘しなければ、得られないことを知っている。ノーペイン、ノーゲイン。苦しみ抜いて得られたものだけに、価値はあるのだ。P207