Yasublog

本、土木・橋梁、野球、お笑い、などについて書いてます。

最強トラス港大橋


4年ぶりに港大橋を見てきました。前回天保山側(北側)からでしたが今回は南港側からアプローチしました。これまでいろんなトラス橋を見てきましたが、総合力ではやはり港大橋がダントツのような気がします。1974年生まれなので来年40歳になる港大橋は人間でいうと初老かも知れませんが、トラス界の盟主は若いもんに譲る気はなさそう(笑)。

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伊良部大橋の一括架設

昨年から架設作業が延期されていた伊良部大橋主航路部が繋がったようです!(前回記事→橋桁2000キロの旅)残るアプローチを完成させて2015年1月開通予定とのこと。待ち遠しいです。

宮古島】宮古本島と伊良部島間で建設が進む「伊良部大橋」(約3・5キロ)にかかる大型の橋桁(全長約140メートル、重さ約1600トン)の架設作業が16日、宮古島市の同工事現場であり、多くの市民が見守る中、巨大な橋桁がクレーン船で設置された。

 架設されたのは、船舶が大橋の下を行き来する「主航路部」に架設される三つの橋桁の中央部分。同橋の中で海面から最も高い約33メートルの部分にあたる。

 平良港を出たクレーン船が約1時間で現場着。同日午前11時半からつり下げた橋桁をゆっくりと下ろす作業を始め、午後2時半までに設置を終えた。

沖縄タイムス|伊良部大橋の巨大橋桁設置
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-04-16_48137

アダムスキー型アーチ橋


上:飛翔橋(大阪市):ニールセンローゼ橋:橋長103.55m、1984年完成。
下:西河原新橋茨木市):ニールセンローゼ橋:橋長や完成年は不明。
似てますね。完成年は飛翔橋のほうが古そうです。飛翔橋は上空制約があるのでダブルアーチの理由が明確ですが、西河原新橋のほうはなんで?と思います。通常のアーチで設計するほうがコストも安い気がしますが。


まさに飛ばないUFOの様相ですね。

頭島大橋

頭島大橋(岡山県):複合アーチ橋:橋長300m、アーチ支間218m。スパンライズ比8.0と扁平なアーチなので上部工は鋼桁の複合構造となっています。きれいな縦断線形ですね。アーチ部はメラン材を利用して工期短縮を図っています。またアーチクラウン部はアバットに鋼桁が載っているような架け違い構造です。日本初の鋼コンクリート複合アーチ橋は新東名の「富士川橋」なので、2例目がこの頭島大橋かもしれません。2004年完成。


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海老江ジャンクション

海老江ジャンクション(大阪府):Dランプの橋長331.625m(鋼5径間連続鋼床版箱桁)、最大支間長92m。Aランプの橋長277.775m、最大支間長131m。5月25日に阪神高速2号淀川左岸線の島屋~海老江ジャンクション間が開通します。Dランプには世界初の鋼管集成橋脚が採用されています。大規模地震時に横つなぎ材がエネルギーを吸収するダンパーの役割をして(=トカゲの尻尾切り)復旧を容易にする最新工法です。将来は大阪市北区まで延伸する計画でそのため橋脚が多彩な形でなかなかのテーマパークっぷりで面白いです。


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阿倍野歩道橋


4月24日に全面開通する阿倍野歩道橋、仕事で近くに行ったので観察してきました。外観はほぼ全容を現して急ピッチで残り渡り廊下部を仕上げている雰囲気でした。この波打ったトラス構造は、デザインコンペで決まった作品です。デザインの専門家じゃないのであれですが、実物を見た印象は「?」な感じです。あとルパンがこの橋の屋根を伝って逃走するのは大変だろうなと思いました。


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ごっついトラス橋


3月後半の横浜出張時に首都高のトラス橋の架設現場を見てきました。新横浜駅から地下鉄で1駅行ったところにあります。この橋は首都高では希少なトラス構造で、完成すると日本最大のダブルデッキ単径間トラス橋になるようです。普通トラスはピン構造ですが、主構高さの制約からこの橋はラーメン構造で設計されています。極端に部材がぶっといのはそのためです。また平面的に曲線を描いているため製作する上でも非常に難易度が高そうですね。


↓この記事がとても詳しいです。
【スゴイ現場】骨太トラスを丸ごと送り出す|ケンプラッツ(要会員登録)
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20130318/607517/


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