Yasublog

本、土木・橋梁、野球、お笑い、などについて書いてます。

[荻原浩] なかよし小鳩組


なかよし小鳩組 (集英社文庫)

なかよし小鳩組 (集英社文庫)

倒産寸前の零細代理店・ユニバーサル広告社に大仕事が舞いこんだ。ところが、その中身はヤクザ小鳩組のイメージアップ戦略、というとんでもない代物。担当するハメになった、アル中でバツイチのコピーライター杉山のもとには、さらに別居中の娘まで転がりこんでくる。社の未来と父親としての意地を賭けて、杉山は走りだすが―。気持ちよく笑えて泣ける、痛快ユーモア小説。


『神様からひと言』で著者のファンになったんで、初期2作品を連続読み。期待どおり両方面白かったです。『なかよし小鳩組』は、物語の終盤にやくざが市民マラソンに参加する展開になるんですけど、そのやくざが実はいい奴で・・・泣けます。