- 作者: 安達千夏
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2006/07
- メディア: 文庫
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在宅医療の医師・藤原真紀の前に、元恋人の倉橋克秀が七年ぶりに現われた。ピアニストとして海外留学するため姿を消した彼がなぜ?真紀には婚約者がいたが、かつて心の傷を唯ひとり共有できた克秀の出現に、心を惑わせる。やがて、克秀は余命三ヶ月の末期癌であることが発覚。悪化する病状に、真紀は彼の部屋を訪れた…。すばる文学賞作家が描く、感動の恋愛長編。
末期がん患者の元彼、終末期医療、残された時間が分かったときに人は何を考えるのか・・・恋愛小説と謳っている割に重たーーい内容でした。でも、物語は淡々と展開されるので軽く読めるし、主人公の女性、その婚約者、元彼、3人が紡ぎだす心情はやはり恋愛小説ってことなんかな、と感じさせる本でした。
先週新幹線の中で読みきれなかったので残り1/3をさっき読み終えたんですけど、小説はちょい読みではなくて、一日で読破するのがやっぱいいですね。忘れっぽいので(笑)