Yasublog

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巨人が勝てない理由


今日はちょっと早く帰宅したので宿敵ジャイアンツのことを書いてみたいと思います。15日現在5勝9敗1分で首位に6.5ゲーム差の5位と低迷しているジャイアンツは、開幕前、戦力的に誰もがダントツの優勝候補に上げていました。何故調子が出ないのでしょうか?僕はジャインツの補強手法に根本的な原因があるのでは、と思いました。

題して、「他球団からエースと4番打者を買って大型補強する讀賣ジャイアンツは何故勝てないのか?」 一考察をご紹介します。


1.「上がり」の球団

良くも悪くも今だステイタス日本一の讀賣ジャイアンツ。その人気球団に入ることが目的で、ジャイアンツに入って、一旗上げたいとか、こんな選手に成長したいとか、成り上がってやろうとか、給料こんだけ稼いでやろうとか、そういったガツガツしたところを持った選手が入ってきていないのです。他所で成り上がった選手がジャイアンツに入団する。いわるゆジャイアンツという球団は「上がり」のポジションなのです。そんなチームは、相手がローテーションの谷間投手の時には大勝するかも知れませんが、1点差を争う研ぎ澄まされた展開で強さを発揮できません。


2.プラスの波及効果がない

「上がり」の球団に入った選手の練習態度は所詮、周囲には響いてこないし、生え抜きの若手に手本となることはありません(あっても少ない)。広島からFAで阪神タイガースに入団した金本知憲は練習に取り込む姿勢や一塁までの全力疾走、試合に出続ける強さ、不断のケア、全選手の模範となりました。今年の新井選手もそうです。ジャイアンツにおいて逆に悪しき波及効果は、大型補強によって毎年シーズン終盤やっと頭角を現してきた若手のやる気を殺いでしまうことです。


3.働きアリの法則

働きアリを観察すると2割のよく働くアリ、6割の普通のアリ、2割の働かないアリに分かれるという法則です。 そこで2割の働かないアリを排除して、よそから働きモノのアリを入れるとどうなるか?結果は、同じように2−6−2の働きアリ、普通のアリ、働かないアリに収斂するそうです。他球団のエースに4番をかき集めてきても、チーム全体として底上げされず、2−6−2に落ち着いてしまうのです。ジャイアンツもまさにこの法則にハマっているのかも知れません。


この3つが必ずしも大型補強が成功しない理由と推測するのです。(極論ですのでジャイアンツファンの方にはスミマセン)
何も補強が良くないとは言いません。補強は大事です。ジャイアンツの場合は補強した選手の「操縦法」に問題があり、と思うわけです。
まだまだシーズンも始まったばかりなので、自力があるジャイアンツはいずれ上位に入ってくるでしょう。そここからが本当の闘いです!