- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2011/01/12
- メディア: 文庫
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メッシー、アッシー、ミツグ君、長方形の箱のような携帯電話、クリスマスイブのホテル争奪戦。あの頃、誰もが、騒がしくも華やかな好景気に踊っていました。時が経ち、歳を取った今こそ振り返ってみませんか。東野圭吾が多彩な技巧を駆使して描く、あなただったかもしれない誰かの物語。名作「秘密」の原型となった「さよなら『お父さん』」ほか全8篇収録。
- シャレードがいっぱい
- レイコと玲子
- 再生魔術の女
- さよなら『お父さん』
- 名探偵退場
- 女も虎も
- 眠りたい死にたくない
- 二十年目の約束
僕自身、東野圭吾の短編集は初めてだと思います。ご本人曰く「わけあり物件」が集められた作品だそうですがなかなか読み応えがありました。「さよなら『お父さん』」は代表作「秘密」の原型だと言われているし、「レイコと玲子」の主人公は「白夜行」の雪穂のモデルではなかろうか。気軽に読める短編集です。