各務原大橋(岐阜県):PC10径間連続フィンバック橋:橋長594m、最大支間長60m。最大の特徴は桟橋を一切使わずに鉄筋やコンクリートなどの資材を架設済みの桁の上を運んで大型移動式架設機で張り出し施工するP&Z工法を採用していることです。カンチレバー工法の一種であるP&Z工法は西ドイツで開発され、日本でもこれまでに8橋の施工例があります。山岳部や支保工を設置できない河川に架かる橋の建設に威力を発揮します。この巨大な架設機はなんと1000トンもあるようでまさに出前工場ですよね(笑)。平成25年3月完成予定。田中賞の有力候補の橋になるでしょう。