建設が佳境を迎えている新名神。夏休みの終わりに橋梁建設現場を見学してきました。まずは芥川橋。PC橋では最も新しい形式であるバタフライウェブ橋です。ウェブに蝶の羽に似たプレキャスト部材を用いた外観は、三井住友建設が世界に先駆けて開発した構造です。上部工の死荷重が低減できるため下部工のスリム化および工期短縮にも貢献するいいことずくめな構造です。75mの支間長で桁高4.5mとは鋼桁並みのスリムさですね。竣工後、定期点検で桁内を歩くときはウェブに大きな穴が開いているので景色はいいですがちょっと足がすくみそうですね。
「地図に残る仕事」って土木業界では有名な大成建設のコピーですが登録商標していたのですね。ビジネスで使うときは気を付けないといけませんね。