千葉県は富津市。お客さんの事務所からも見える巨大な構造物を、打合せの帰りに見に行ってきました。(曇り空の夕方なので暗い写真が多いですが)
会社を出て2、3分で、むむむ、見えてきた、見えてきた。それにしてもでかい!平屋の工場がちっぽけに見えますね。
そう、これは「東京港臨海大橋整備事業」のメイン橋梁の一部なんです。(実はうちの会社もこの工事の設計、製作で関わっているんです。ちょっと自慢)
工事看板が見えます。去年の8月から今年の9月までの14ヶ月の工期なので、だいぶ終盤ですね。
茶色い箱のようなものは、木製パネルでできたヤード溶接の防護用だと思います。
格点部。ボルトが見えないので全断面溶接なのかな。作業している人が小さく見えます。
ん〜、やっぱでかい!完成までにゴジラが出てきて踏み潰さないことを祈るばかりです。
8月末ごろまに、このヤードで大ブロック(全長約200m、幅23m、高さ40m)に組み立てられて、9月には東京湾の江東区までFC船3隻で運ばれるのです。6000トンもの海上輸送は過去最大級と思います。去年見学した豊洲大橋の浜出しでも2000トン強ですから、その3倍のスケール!たまらんですね。
本橋梁は,橋長760m(支間長160m+440m+160m)の鋼3 径間連続トラス・ボックス複合橋です。上部構造のデザインは,港の景観として特徴的なガントリークレーンをイメージしたもので,長大橋梁の構造としては世界に類がなく,東京港の玄関口に相応しいゲート性とモニュメンタル性を備えた美しいデザインになっています。また,本橋梁は,中央径間の箱桁部分とトラス部分とを剛結した連続構造となっており,完成すると連続トラス橋としては現存する生月大橋(中央径間長400m)を上回る世界最大級の橋梁になります。
この反対側の大ブロック地組立ての様子はこちらのページが詳しいです。