1/18 関西テレビ放開局50周年記念番組「開拓者〜古田敦也が見たスポーツ界の革命児…」を見ました。
開拓者=パイオニア、今の野球界でパイオニアというと野茂英雄でしょう。正確には日本人大リーガー1号は村上って人ですが、その実績からして事実上の日本人大リーガーのパイオニアといえばやはり野茂英雄でしょう。
近鉄バファローヅのエースとして5年働いたが、フロントとの確執により退団、単独で海を渡ります。当時年俸1億を越えていたのに、大リーグのロサンゼルス・ドジャースに年俸900万円、しかもマイナー契約で入団しました。当時日本のマスコミはこぞって野茂をわがまま者として非難してましたが、オールスターのスターターに選ばれたり新人王を取ったり、1年目の大活躍でマスコミも手のひらを返したようにヒーロー扱いに変わりました。プロは結果がすべて、を示したと言えます。
野茂が歩いた道なき道、その後のイチロー、松井秀喜、松坂大輔などがごっつい年俸で入団できたのは野茂英雄の作った道があったからというのは誰も否定しないでしょう。
なんか、格好いい生き方ですね。
話は変わって、井口の入団交渉の記事、
大リーグで活躍した井口資仁内野手(34)のロッテへの入団が20日、決まった。代理人を介した最終交渉を行い、年俸1億8千万円、出来高払い2千万円の3年契約(金額は推定)で合意した。井口は二塁手での常時出場を希望しており、契約にはレギュラーを確約するような起用法に関する条項も含まれているという。背番号は「6」に決まり、25日に入団発表を行う。
日本球界へ5年ぶりに復帰する井口は広報を通じ、「ロッテが一番熱心に誘ってくれ、選手からも一緒にプレーしようといううれしい言葉をもらい、やりがいを感じた」とコメントした。瀬戸山球団社長は「チームのリーダーになってくれる存在。今江や西岡といった若手を引っ張ってもらいたい」と期待した。(asahi.com)
え〜、目を疑ったわ。「レギュラー確約条項」?なにそれ?そんな契約ホントにありえるの?シーズン入って井口が大スランプに陥ってしまったら監督はどう起用するの?使い続けるの?チーム内に不協和音の大合唱がおこりませんかね?
会社でも「僕はこれしかしません」っていう人がいたら上司は困りますよね。会社員とプロを一緒にしちゃいけないんでしょうけど。プロは結果がすべて、いい結果を残して下さいよ、井口さん。
過去の実績をすべてを捨てて挑戦した野茂と、捨てられなかった?(と見えた)井口が好対照に映りました。