密かにこのページで橋の勉強をしている人が増えているというウワサです。今週のアーチ橋はまたまた北海道の4つの橋です。どれもカラフルですね。
日の出橋(恵庭市):長崎の新西海橋に雰囲気が似た下路ブレースドリブアーチ橋です。
向臨橋(千歳市)
栗幌橋(南幌町)
しかし・・・
こんな立派な橋を造る建設業界を取り巻く環境は相変わらず非常に厳しいです。帝国データバンクが発表した7月の全国倒産件数ですがここ数年で最多を記録したようです。
■件 数
要因・背景 建設、不動産業界で起きた連鎖倒産の影響広がる
- 価格高騰による販売不振、業界全体の信用収縮から、マンション分譲業者の倒産が続発
- 公共工事削減、原料高に加え、不動産業者の大型倒産散発で建設業の倒産が過去最多
- 原料高関連の倒産が60件発生、前月(54件)を上回り2ヵ月連続で過去最多を更新
■業種別
要因・背景 不動産業界の急激な環境悪化、原料高の影響さらに広がる
- 建設業…構造不況、原料高に加え、不動産業者への焦げ付き散発が資金繰りを直撃
- 不動産業…販売不振による在庫過多、業界全体の信用収縮で大型倒産続発
- 小売業、サービス業…景気後退、相次ぐ値上げラッシュで消費者の買い控え広がる
■主因別
要因・背景 景気後退、原料高、資金調達環境の悪化が影響
- 景気後退局面入りの見方が強まるなか、本業の収益悪化響く
- 原料高の一段の進行が各産業に深刻な影響、原料高関連倒産は60件で過去最多
- 不動産業を中心に融資先の選別を強める銀行の動きに伴い、企業の資金調達環境が悪化
■地域別
要因・背景 各地域を代表する地場大手企業が倒産、景況感がさらに悪化
- 北海道は、(株)北野組の倒産があった旭川地区の増加目立つ、道内全体の景況感悪化も影響
- 北陸は、真柄建設(株)、フクモク工業(株)など、地場業界大手の大型倒産散発
- 関東は、建設業、不動産業の増加が目立つ、ベンチャー企業の倒産も高水準続く
公共投資の削減量と建設業界の就労人口数の減少数が比例していないので、まさに構造不況なのですね。
ライフカードのCMじゃないですが、撤退、現状維持、拡大、提携、合併。経営者の選択するカードはいずれにせよいばらの道です・・・