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[鈴木光司] 光射す海


光射す海 (角川文庫)

光射す海 (角川文庫)

精神科医の望月が勤務する病院に1人の女性患者が収容された。入水自殺を図り救助されたその女性は、記憶と言葉を失っていた。望月は素性を探るうち、彼女のもとを去った恋人の存在を知る。病院での彼女の不安定な行動は、恋人との過去に原因があるようだが…。偶発的に誕生した遺伝子により決定付けられた運命。それを知ってしまった人間の選択と希望とは?生きる事の真の意味と価値を問う感動のヒューマン・ミステリー。


素晴らしいミステリーだと思うけど、読了後にもう一度噛みしめると・・・、これはちょっと壮大なオチなのではないか?と感じてしまった。そんなのあり?と思った読者は多いのではないだろうか?はたまた僕だけかな?読んだ人に感想を聞いてみたい。ストーリー全体は非常によく出きていたので、最後の種明かしのある種の「軽さ」はちょっと梯子を外された感じもした。