- 作者: 湊かなえ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/08/02
- メディア: 文庫
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高校教師の敦史は、小学校時代の恩師の依頼で、彼女のかつての教え子6人に会いに行く。6人と先生は20年前の不幸な事故で繋がっていた。それぞれの空白を手紙で報告する敦史だったが、6人目となかなか会うことができない(「20年後の宿題」)。過去の「事件」の真相が、手紙のやりとりで明かされる。感動と驚きに満ちた、書簡形式の連作ミステリ。
「北のカナリヤたち」の原案となった作品を含む短編集。すべて手紙のやりとりで構成されているのは、森見登美彦著「恋文の技術」と同じ感じ。恋文は爆笑ネタ小説でしたが本作はサスペンス調でとくに中学時代の友人の結婚にまつわる話「十年後の卒業文集」は背筋がぞーーーっとする内容でした。さすが「告白」の著者ですね。北海道好きのYasuは当然「北のカナリヤたち」も映画館に観にいきました。ラストの分校でのシーンは号泣でした。また北海道行きたくなったぞーー。
- 十年後の卒業文集
- 二十年後の宿題
- 十五年後の補習
- 一年後の連絡網