Yasublog

本、土木・橋梁、野球、お笑い、などについて書いてます。

手紙のちから

ある小学校のクラス、地元の名産品がどのような人に食べられているか知りたくて、生徒の代表が名産品(シラス)に手紙をしのばせました。(小学校の研究授業のような感じです)
たまたまその名産品を手にしたおじさんがいました。
その手紙に感動したおじさんは、手紙を書いた生徒に返事を出しました。
まさか返事が届くとは思っていなかった生徒は、手紙を読んで大喜びしました。
そのうれしい気持ちを手紙にし、クラスの生徒はそのおじさんにまた手紙を送りました。
そんなきっかけから、おじさんと小学校の生徒との間で10年間文通が続きました。
最初に手紙を書いた生徒は今、高校2年生になっています。
返事を絶やさずくれるおじさんにひと目逢いたいと思った生徒達は「探偵ナイトスクープ」に依頼を出しました。
探偵・長原成樹?は、おじさんに逢うために小学生から高校2年生までの30名弱をつれて、千葉へ向かいます・・・


今日こんな話を仕事関係の人から聞かせてもらいました。短い時間だったので詳しくは聞けてませんが、たしかこんな内容でした。
このリアルストーリーの「おじさん」は、実は今勤めている会社の元経営者、Sさんです。6年ほど前、今の会社に中途入社したのですが、そのときの面接官のお一人が当事取締役会長のSさんでした。その後3年ほど経って引退されましたが、老紳士という言葉がぴったりの素敵なジェントルマンで、僕らのペイペイにも目線を低くして話してくれるのが印象的な方です。
コミュニケーションにおいてメール全盛の今、手紙の持つ力を感じますね。例えば携帯メールは機種変したらどっか行ってしまうし、PCも買い換えた時に大事なメールを残しておくかと言うと・・・あまりしないですよね。世の中の進化は新しいものを生み出す一方で失っていく何かがあると思います。生み出されたものと失ったものの差がイコールならOKなのかというと、そんな単純ではなくて、ハイテクとローテクの高度な両立、そんな世の中がいいと思いました。

> 昨日、海南市冷水の子ども27人、父兄4人が突然知らせも無く
> 尋ねてきました。
> 吃驚しましたが、ABC TVの取材とのことでした。
> こちらでは放映が千葉TVだけのようですが、木曜22時の
> 「探偵ナイトスクープ」という番組の収録でした。
> 家の前の道路で、今までの手紙を広げ、小1から高2の子どもが、
> 自分の出した手紙を探し、大騒ぎでした。
> 冷水分校と、Fさんの仕掛けで、文通をはじめ、もう10年になりました。
> その「探偵ナイトスクープ」と言う番組は見たことも無く、
> 今朝TV番組を見たら、最終回とあり、関東では最後になるかのようです。
> 今日から編集作業に入ると、ディレクターからTELが入りました。
> 近々放送されると思いますが、退屈しのぎに見てください。
> それにしても、バスを仕立て、10時間かかって来たようで、感激です。


このメールはSさんがF氏に宛てたものでT氏経由で見せてもらいました。さすが我らの「探偵ナイトスクープ」、やらせなしなんですね。大阪から千葉へ空振り覚悟で30人乗せたバス走らせるんですもん。
関西地区は5月2日(金)朝日テレビ 午後11時17分放送予定だそうです。



探偵!ナイトスクープ」とは、(ウィキペディアより)

スタジオをひとつの探偵事務所(番組では探偵局と呼称)と想定し、視聴者から寄せられた依頼を、探偵局員(レギュラー芸人たち)が投稿した視聴者と共に調査し、その結果を発表する。依頼が番組に採用された視聴者にはもれなく番組特製の探偵手帳とステッカーがプレゼントされる。
関西人特有の明るい「ノリの良さ」が番組の人気を支える重要なポイントで、探偵役となるプロの芸人をも食ってしまうほどの強烈なインパクトを持つ依頼者などがときに登場する。街角で出会った人がさらに強烈な個性を発揮することもあり、そういった予想外の展開が楽しめることも人気の理由のひとつである。番組中では一般人への応対や扱いに一定の基準が存在し、これも視聴者の支持の要素である。
過去に二度(1990年と2001年)、日本民間放送連盟賞最優秀賞を受賞した。